(玄関先に鳴き声がしたので出てみた彼)
おー⋯⋯猫か。
勝手に餌付けしたら怒られっかな?
⋯⋯(なでなで)
お前毛並みは綺麗だな。
⋯⋯(なでなで)
あ、あそこにも猫⋯⋯
(猫は別の猫の所に駆け寄っていった)
おー⋯⋯はえーな。
(暫く猫を眺めると部屋に戻り、彼がごろりとソファーに寝そべるとスマホの着信音が鳴った)
⋯⋯。
(仕事の依頼とは分かっていてもスマホを確認する気にはなれず放置していればまた着信音が鳴った)
⋯⋯くそだりぃわ⋯⋯早く辞めてぇ。
(ぼそりと呟きながら渋々返信をするのだった)