(あなたが退室したあとーーー)
伝「珍しいな土井先生、あんたがくのたまに触れるなんて」
半「えっ…それは、その、ちゃんと仕事をやり遂げた生徒を褒めただけですよ。いつもやっていることでしょう?」
伝「いやぁ1年は組のあいつらみたいな男子生徒ならまだしも、名字は女の子だぞ?
それにお前さん、褒めるのにああするのはあの子にだけだろ?他のくのたまにしてるところは見たことがないからな。」
半「そりゃくのいち教室の生徒は年頃の女の子ですから、男性教師は接し方を考えないと!」
伝「名字もそうだろ?」
半「それはそうですよね…。
言われてみれば…名字はなんだか、撫でてやりたくなるんです。いけないな…しっかりしないと。」
伝「無意識にやってたのか…本人が嫌がってないならいいが、在学中は度が過ぎんようにな。
確かあの子はもともと、花嫁修行のための行儀見習いで入ったんだったな。
あれくらいの年頃なら、そろそろ結婚も考える頃だろう。
思うところはいろいろあるだろうが、さすがにそれ以上は卒業するまで我慢しなさいよ?」
半「な、何をですか!なにもしませんよ…!」
s山本シナ先生1-1