ユ「今度の色の実習、ターゲット誰にするか決めた?」
ト「『相手は実力の確かな年上の男にしなさい』って、山本シナ先生は仰ってたけどできるかしら…
忍たまの下級生たちなら簡単に引っかかりそうなのにねぇ」
おシ「内容はたしか、『相手に気づかれないように、背中に紙を貼ること』だったはずでしゅ」
ト「気配に敏感な上級生を相手にするのって難しいよね。くのいちが恐ろしいことはよくご存知だから、近づいただけで警戒されちゃうし」
ユ「…ねえねえ、今回の課題って『ひっかけること』って言われてるけど、『私たちがかけること』とは言われてないじゃない?
つまり、術を使うのは私たちじゃなくてもいいってことなんじゃないかしら!」
ト「それは、そう言われればそうね…!忍者は裏の裏を読むべしって教わったし!それなら先生だってターゲットにできるかも!
だけど、山本シナ先生以外に色の術が使えるくのいちなんてこの学園には…」
ユ「くのいちじゃなくてもいるじゃない一人だけ!
美人で素直で、くのいちじゃないから忍者に警戒されなさそうな人が!」
おシ「あぁっそうでしゅ!くないさんにお願いすればいいんでしゅわ!
術をかける相手も、忍たまより先生の方が難易度も高くて、成功すればいい成績がもらえるかも!」
ト「そっかぁ!くないさんと言えば、土井先生がメロメロなのは忍術学園の常識だものね!
いくらプロの忍者と言っても、自分の大好きな相手に誘惑されたらグラッとくるはずよ!」
ユ「土井先生なら、くないさんが色を使えば簡単に引っかかりそう!
早速くないさんも呼んで作戦会議しよ!」
(土井先生危うし)
(続く…?)
色の術