半「そうだったんですか!?
生まれ持ったものはどうすることもできませんからね。
自分と違うものに憧れを抱くのは、人間の性というものでしょうか。
くないさんが男性だったら、もしかしたら優秀な忍者になっていたかもしれませんね。それはそれでいいのかも。
…でも私は、くないさんが女性に生まれてきてくれて本当によかったと思っていますよ。」
(あなたが男性だったら、こんなに一人の人間に惹かれることも、こうして心を揺さぶられることも、それがこんなに心地良いんだと気づくことも…きっとなかったでしょうから。)
男の子に生まれたかった