半「抱いてみますか?
今は飴湯を飲んで落ち着いているので、泣かないと思いますよ。
首が据わっていないので、そっと支えてあげてください。
え?大丈夫、怖くないですよ。」
(子守りをしている先生が赤ちゃんを抱かせてくれた)
(あたたかい体はなんだか甘い匂いがして、思ったよりずっしりとしている)
(あーとかうーとか言いながら動く小さな命に、自分が産んだわけでもないのに愛しさが溢れてくる)
半「…。」
(この子が私とくないさんの子だったらいいのに…そうすると、きり丸の弟か妹になるのか。
いいなぁ…
幸せ、だなぁ。)
(腕の中で眠ってしまった赤ちゃんを微笑みながら見つめるあなたを、愛おしくてたまらないと言わんばかりの蕩けた笑顔で見つめる土井先生の図が完成した)
抱っこする