半「なあきり丸、最近くないさんの態度がなんだか素っ気ないんだ。
私は何か気に障ることをしてしまったんだろうか…
反省して改めたくても、何がいけなかったのか分からないんだ…」

き「へぇ…(今回は長そうだな)
それっていつからですか?」

半「ええっと…確か最後に町におりた後だな。
山田先生から、女装に使う化粧道具が少なくなってきたからと買い物に付き合わされた時。自分一人でもいいが、伝子の隣に若い男がいた方が映えるからと、引っ張り出されたんだ。」

き「それですよ!
確かその日、くないさんも事務用品の買い出しで町におりてたんです!
土井先生がいなかったので、時間のあった5年生の久々知兵助先輩が護衛についたって聞きました。
きっと土井先生が他の女の人と居るのを見て、ヤキモチ妬いちゃったんじゃないっすか!?」

半「他の女の人って、あれは山田せ…伝子さんだぞ!?くないさんだってよく知っているはずなのに…」

き「伝子さんって正面からのインパクトはともかく、後ろから見ると黒髪の綺麗な女性じゃないっすか。
店で買い物してたんなら、後ろ姿しか見えなくても不思議じゃないですよね。」

半「そうか…言われてみればそうなのかも知れないな。
しかし待て、くないさんのその日の護衛は久々知兵助だったのか?
それで次の日の委員会では妙に嬉しそうにしてたのか…お昼に豆腐が出たわけでも無いのに不思議に思ってたんだ。
これで合点がいったよ、そうかそうか…兵助のやつ………」

き(ヤキモチ妬きがもう一人…)
嫉妬