シ「それならくないさんはもう充分じゃない。

人間はね、好きな人ができると自然と魅力的になっていくものなの。
あなたがそうやって綺麗になろうと、お化粧だったりおしゃれだったり、身体のケアを頑張っているから、それはちゃんと結果になっているわよ。

無理に変わろうとなんてしなくていいの。
今の、そのままのあなたがとっても魅力的よ。

こんな可愛い子に想われているのに動かないなんて、土井先生ったらもう…妬けちゃうわね。

安心して。
あなたはとっても綺麗で、初でいじらしくって、本当に可愛い…恋する女の子だわ。」


(顎をすくわれ、瞳に自分の顔が映っているのがわかる距離まで顔が近づく)
(どうしていいかわからずおろおろしていると、くすくすと笑いながら解放してくれた)


シ「うふふふ、ごめんなさい。ちょっとからかいすぎちゃったかしら?
ますます可愛い顔になったわね。
この顔を土井先生が見たら、いろいろと我慢できなくなっちゃいそう。

…今だけは私が独り占めね。ふふ、可愛い。」


(まだ混乱が解けず固まっていると、額にちゅっと唇が当てられさらに混乱した)
可愛くなりたい