利「はい。
今日の担当はくないさんでしたか。
小松田くんは別の仕事ですか?
ああいえ、その方が好都合だな、と…
こうしてあなたと二人きりで話す時間が、少しでも増えるのは嬉しいんです。
学園長先生と父上に報告を済ませたら、すぐに戻ってきますからね。」
(入門票を差し出すと、受け取らずにバインダーを持つあなたの手を上から握ってそのまま書き始めた)
(書いている途中も親指ですりすりと手を撫でられ、目が合うとにこっと微笑んでくれる)
(入門票にサインするだけなのに、時間がものすごく長く感じた)
策士だこの男!えっち!ファンサがすごい押しが!!強すぎる!!押し切られちゃう……!!!//// 真っ赤になって俯く