凛音:呼ばれてんぞ、氷瑪幹寿!
氷瑪:えっ? ボクは男だし、彼が言ってるのは――
凛音:美しい人だからね! 別にヒメくんに対して使ってもいいでしょ?
氷瑪:まあ、ダメとは言わないけど、今そう呼ばれたのは――
凛音:凛音ちゃんは黒髪清楚でお淑やかな正統派美少女ですが?
氷瑪:……他人に容姿を褒められると否定するくせに、こういう時は主張が強いね。
凛音:自称美少女は冗談って分かるもん。というか、今重要なのは美人、美少女じゃなくて残念って部分だから。あたしに残念な部分なんてねえですから!
氷瑪:まあ、ボクは勅使河原を残念だなんて言わないけど、本心を隠し過ぎる部分は直した方が良いんじゃないかな?
凛音:…………
残念美人