凛音:そうでーす。凛音ちゃん9歳、小学三年生でーす!今は時間と長さの計算とか、スーホの白い馬のお勉強をしてるの。



氷瑪:フッ……。

凛音:鼻で笑われた!? いやまあ、自分でも無理あるのは分かってるけど、そんな反応しなくてもいいじゃん!

氷瑪:いや、すまない。しかし無理があるというか、勅使河原に齢一桁の尊さは出せないだろと思ってね。

氷瑪:特にあのギリギリ二桁になってないからこその絶妙な色気、気を緩めたら思わず誘拐してしまいそうになる可憐な――

凛音:だあぁぁぁぁっ! もういいから黙ってなさい!

凛音:というかヒメくんホント顔が良くて得してるよね。その顔に生んでくれた両親に感謝と謝罪しなよ!


氷瑪:別にボクはもっと不細工でも構わなかったんだけどね。――あとスーホは二年生の内容だよ。三年生はモチモチの木とか三年とうげかな。

凛音:うがっ……! 真っ当なダメ出しまでされた……。

三年とうげだけわからん、あったっけそんなの…
小学生?