四月一六日金曜日。
凛音「はいはいはーい。それではではでは、レイちゃんのお見合いをぶっ壊そう大作戦についての会議をはじめましょー。パチパチパチー」
放課後、○○と氷瑪は凛音に言われて教室に残されていた。今度の日曜日に麗華がお見合いを強制されており、それをメチャクチャにして欲しいと本人に頼まれているために。
凛音「はいっ、じゃあコレ読んどいて。――以上、かいさーん!」

氷瑪「えっ!? いや、えぇ……」
始まったと思ったら即作戦会議は終わり、氷瑪も○○も困惑するしかなかった。
もっとも、凛音が渡してきたプリントは二枚組で、それぞれビッシリ文字が記されているので作戦自体が薄いというわけではない。ただ凛音の独断で全て決定しただけだ。
氷瑪「まあ、別にボクらとしては助かるんだけど、こんなに早く終わるのかい?」
凛音「そりゃあ、あたしもヒメくんも部活があるしね。あっ、○○も部活(笑)があるか。後輩の女の子とイチャつくだけのクソみたいな部活(笑)」
創部だけさせておいて、以後協力しないお前のせいでもあるだろうが。
そう返したい○○だが、まだ愛実以外の部員は入っておらず、しかも昨日は二人で菓子を食べていただけなので言われても仕方がなかった。
結果の出ない部員集めに苛立ち、そんな○○を見た愛実が甘いものを食べろとお菓子パーティを始めたためである。
>>