今年ももう終わるんだな。
……なんか、今年は長く感じたな。
退屈な時間は長く感じるというが…多分それのせいだな。
今年はおまえとあまり一緒にいられなかった。
だから俺にとっては退屈で長い一年になっちまった…本当はもっと○○ちゃんと……
……。
……いや、俺の話はどうでもいいな。忘れてくれ。
おまえはどうだ?少しは楽しい一年になれたか?
今年は暑いのが長く、冬でもあったかい日が多かったな。
おまえ、暑いの苦手なのに自分の事より俺の心配してたな…はは、そういや冷えピタで冷ましてくれたっけな。アイスも一緒に食ったりしたな。
そうだ…十五夜に見た月、覚えてるか?
綺麗な月だったな。
普段は月を見上げるなんて事はしねえが…おまえと一緒だとただ月を見るのも楽しいと思える。…こんな風に思えるの、後にも先にもおまえだけだ。
冬は俺があっためたり、おまえがあっためてくれたな。
…これに関しては去年も変わらずか……寒い時はあっためてやるから、俺の事もあっためてくれよ?
…来年はおまえの為にも涼しい年になるといいな。
暑さでぐったりしてるおまえよりも、涼しくてふにゃふにゃ笑ってる顔の方が見たい。
来年もよろしくな、俺の
大切な子。
…なんだよ、俺の○○ちゃんじゃねえの?
俺の○○ちゃんだろ?
ずっとずっと、○○ちゃんは俺の大切な子だ。
これは年が明けようが何があろうが変わらねえよ。