ありがとう、○○ちゃん。

(左手を引かれ、燈矢くんの口元に持っていかれた)

愛してる…


(ちゅ…と薬指にキスされた)


(燈矢くんの唇は薬指から離されることなく、そのまま───…)


(ジジ…)


(熱さに反射的に手を引きそうになったが、じっと見つめるその瞳に動けなくなった)

…ん、終わったぜ。
頑張ってくれてありがとな(ちゅ)

(左手薬指には指輪をしているような火傷跡が出来てる)


消えないものが出来ちまったな?

…○○ちゃんが受け入れてくれて嬉しいよ。
こんなものしかあげれねェが…これは何があっても消えないものだ。

最期の時までよろしくな、俺の○○ちゃん(ちゅ)