その日、俺は焦凍と○○ちゃんが手を繋いでいるのを見た。



○○ちゃんに手を引かれて歩く焦凍を見た時、頭が真っ白になった。
○○ちゃんは俺が好きな笑顔で焦凍と何かを話していた。
会話の内容は聞こえなかったけど○○ちゃんが楽しそうだったのだけはわかった。




なんで?
なんで○○ちゃんと焦凍が一緒にいたんだ?なんであいつと手なんか繋いでたんだ?
○○ちゃんは……○○ちゃんも俺より焦凍が良いっていうのか?○○ちゃんも失敗作より最高傑作が良いっていうのかよ?!


違う…きっと何か理由があるはず…!

今日、○○ちゃんが来たら聞かなきゃ…


大丈夫。○○ちゃんは大丈夫。きっと大丈夫…○○ちゃんは俺を見捨てない。○○ちゃんは俺を見てくれる。

俺を……○○ちゃんは大丈夫…そうだよな?○○ちゃん……