七夕…?
ああ…そういえばそうだったな。
…おまえは短冊に願い事書いたのか?
俺?
俺はそういった事はしねえ。
つーか星だがなんだか知らねえけどそんなものに俺の願い事を叶えてほしくねえな。
捻くれてる?
…可愛げなくて悪かったな……
短冊に願い事ねえ…
クク…まあ書くとしたら「No.1ヒーローがたくさん活躍しますように」って書くだろうな。
アレが活躍すればするほど、俺にとって都合が良くなるからなァ
…は?私のこと?
……なんでおまえの事を書かなきゃいけないんだよ。
(!!)
おまえの事は願い事として書きたくねえ。
それは願うんじゃなく俺がする事だ。
それに…
(ちら…)
……もう半分は叶ってるしな(ぎゅ)(手を繋がれた)
後はちゃんと俺の願いを全て叶えられるように、この手を離さないで頑張るまでだ。
……例えそれがおまえに嫌われることになろうとな…
どんな結果になろうとこれだけは絶対に…
言ってる意味がわからない?
ああわからなくていい。
今はわかってもらう気はないからな。
はは…諦めの悪い、嫌なやつに好かれちまってやっぱ可哀想だなァおまえ
本当、可哀想で可愛い…(ちゅ)(唇に触れるだけのキスをされたあと抱き締められた)
○○ちゃん
頑張るよ、俺…(なにか言われ、聞き返そうとしたけど荼毘にもう一度キスをされ唇を塞がれた)
…はは、嬉しそうな顔してる。
かわいい…(ちゅっちゅ)
(聞かれたくないからなのか、ただキスをしたかったからなのか…繰り返されるそれに結局なにも聞けなかった……)