そうか。
それは余も共感出来る。
ファラオたるもの国民一人一人を大切にせなばならん。
戦争や恐怖で支配しようものなら人から心を奪い取る行為と変わらぬ。
心が無ければ人は人として生きられなくなる。
すると国が滅びるのは想像に容易かろう?
余も人の寿命には逆らえなかった故、
永遠に見届けることはままならなかったが、
余の心は受け継がれた。
それも永遠に続かなかったのは惜しいが、
今はその心を貴様に繋げられるのだ。
決して無駄にはならん。

私はどこかの王女や王子じゃないのに、「繋ぐ者」なんて尊大な事考えて良いのかな?
実は私が初めてまともに調べたファラオだった。私が読んだ本だと「戦争で支配するのはなく交易で共存していこう」みたいな事を家臣に話してて感動した。