貴様は勘違いをしておらぬか?
無論あってはならぬことだが仮に我が愛しき妃に降りかかったとて、それは現実じゃない。
タイムパラドックスような事象を除いて余達サーヴァントは過去の産物。
現在や未来には干渉し得ない。
干渉できるのは貴様達今に生きる人間どもだ。
サーヴァントとなって神格化されたからこその発言であって、
余が生きていた時代の発言ではない。
それでも責任を気にしすぎることはなくやってのけたがな。
責任の取り方に正解などないのだ。
考え込んで人に成り下がることは許されぬファラオたればこそ。
いついかなる時もファラオであり続けねばなるまい。
であれば己の意思によって責任を感じさせぬようにするのが神王というものよ。
その無くした責任が大切な人にふりかかるとしても同じことが言えるの?