悲鳴と笑い声。
何かが焼け焦げているような不愉快な臭い。
視界の端に転がる首が奇妙な方向に曲がった未来機関の同僚。

絶望的だ。

傷だらけの体を引きずりながら、行く宛ても無く進む私は一体何をしたいのだろうか。

助かるなんて運が良く無い限り無理…死体があの不気味なコドモたちやモノクマに弄ばれずに済めば、かなりの幸運だと言える。


……幸運、幸運か…




…彼のことを思い出すな
∞プロローグ