っ…新入りさんッ

(音を聞いて駆けつけてくれたのか、自分で立ち上がる前にイロが引き上げてくれた)
(羽織や前掛けが濡れるのもいとわず、懸命にこちらに声を掛ける)

大丈夫ですか、息はできますか…っ?

(普段は何をしても反応の薄い彼だが、そんなに驚かせてしまっただろうか…)

大丈夫…けど全部濡れちゃった