ツキ:や…やめてよ!!

(ドン、と肩を押され、よろけた拍子に足首を捻る)
(あ、と思った時には体は宙へと投げ出され、階段や天井が自分から逃げていくように遠のいていく)



ゴンッ



ツキ:あ…う、そ…。

(彼が駆け寄ってきた時には、すでに視界は霞みつつあった)
(目を閉じる前、視界の端に紫色の髪が見えたような気がした)