オミ:…結婚までしたってのに、まだそんなこと考えるほど不安なのかよ。
つーか幼女でもないのにってのは誤解を生むから冗談でも口にすんな。
常夜ん時みたいに俺がご近所の奴らに幼女趣味だと思われてもいいのかよ。
買い出しに行くたびに白い目で見られんだぞ?
店構えてんだから容易に引っ越せねぇのはお前も分かってんだろうが。
…前にも言っただろ。俺はお前がいいんだって。
一緒になったのは情け以前に俺がお前のことを……。
いや、いい。言葉にしたところで数か月後くらいにまた不安になっちまうんだろ。
…態度で示してやるって言ってんだよ。鏡を見るたびに思い出せるようにな。
(以前よりも髪を短くした彼は、こちらの頭を撫でながら首筋に顔を寄せてくる)
(久しぶりの痛みと熱に、頬が赤らむのを感じながら目を閉じた)