…新入り、ちゃん…。

(目の前の相手がおそるおそるこちらに手を伸ばす)
(その手をありったけの力で引っ掻き赤い筋を付ける)

っ…もしかして何かに憑りつかれてる…?
微かに新入りちゃんのものじゃない妖力を感じる…。
ちょっと待ってて、ユラ様を連れて来るから!

(踵を返し出て行った相手を見届け、唸り声を沈めた)