(あと少しで練習場に着くというところ、森の中で目立つ白尻尾が目に入る)
(ツキは訓練途中のようで、水袖を木々の間に通し、数メートル先に設置された的へ何度も打撃を与えている)
(いつも思うことだが、ただの布だというのに自我を持っているように曲がるのはなぜだろう…)
…あれ、新入りちゃんだ。館で何かあったの?
え、差し入れ?朝から厨房に籠ってると思ったら、これを作ってくれていたんだね。
ありがとう!休憩に入ったらもらうねっ
…師匠が居る場所からは離れているし、今食べてもバレないかな…(キョロキョロ)