僕の側につくと言うのなら館の奴ら全員の弱点を教えてよ。
だってそういうことでしょ?敵対しているのに両者の味方でいられるはずがない。
まさかあいつらのことを裏切れないなんて言わないよね。
どれだけ恩義を感じていたとしても、あいつは君のことなんて道具としか思っていないんだから。


…別に今すぐ見切りをつけろとは言わない。
そもそも君より僕の方が奴らと居た期間が長いんだ。お互い弱点は把握している。
ただ君の反応が見たかっただけ。もっとも、想像の域を超える反応は得られなかったけど。…。