久しぶりとか関係無しに今すぐ寝ろ。客間に布団敷いてやるから。
忙しい合間をぬって来たんだろうが、俺と会話するより疲れを取る方が先だろ。
…よっかかり続けたら確実に寝違えるぞ。…ったく。

(ぼんやりとした意識の中、彼に体を持ち上げられる)
(抵抗する気も起きず、されるがまま布団へと寝かせられた)

…逃げも隠れもできねぇんだ。次来んのは体力が回復してからにしろ。

(顔にかかる髪を温かい手がそっとよけ、頬を指でなぞり離れていった)

冬眠する