…お前、さっきから動きがぎこちねぇぞ。
普段すぐ下ろす鞄を背負ってんのも怪しい。今すぐ中身を見せろ。
(怖い顔をしたオミに鞄を開けられ中を見られてしまう)
(そこには先ほど押し込んだ手毬があった)
(綺麗な刺繍が気に入り、どうしても欲しくて気付いたら鞄に入れていた)
(突如物凄い罪悪感に襲われ、オミに向き直り頭を下げて謝る)
…いや、管理を怠っていた俺が悪い。
この手毬はよくガキに盗まれるんだ。
札を貼っても意味が無ェ。多分まじないの類いだろうな。
近頃お前くらいしか店に来ねぇから油断してた。これは別の場所に保管しとくか…。