勿論いいよ。イヅナとオサキ、新入りを楽しませてやってくれるかい?

(机の上に置かれた二本の竹筒から二匹の小狐が顔を覗かせる)
(可愛らしい仕草にたまらず手を伸ばすと、腰のあたりを何かが這う様な感触を覚えた)
(わっと声をあげそちらに目を向けると、偽尻尾がポケットから飛び出し体中を勢いよく駆け巡っていた)
(一通りルーティン?が終わると腕にしがみつき、初対面である彼らをじっと観察し始めた)
(双方興味があるのか、同じような体格の彼らは鼻先?をつんつんとつつき合っている)
(自分の体の一部と同じものが顔も持たずに動き回っていたというのに、常夜ではそこまで見た目を気にしないのだろうか…)