おや、君にとっては都合の良い話ではないのかい?
普段意識することがないから忘れてしまっているのだろうか。
君は私と交渉し許可を得た上で館に居候をしている身。
私が権力を振りかざし君に迫ることもできるのだから、欲求は低ければ低いほど望ましいと思うのだけれど。

しかし今一度考えてみてほしい。
私が誰にでも膝元を許すほど心が広く温厚で優しい妖であったなら、巷での噂などとうに収束しているはずなのだから。

でも私はユラ様がすきなのでやきもち妬いてほしいしあわよくばと思っちゃうんです