(ユラの脇に手をやりこちょこちょと動かすも、彼の表情は一向に緩む気配は無い)
(いつもと変わらない、優しいのに冷たく感じる眼差しでこちらを見やる)

…もしかしてくすぐっているのかい?
大笑いしている私を見たかったのだろうけれど、生憎歳を取りすぎたせいか皮膚が非常に鈍感でね。
君のような柔肌ではないんだ。許してほしい。

(彼の指先が首筋に触れ、すっと撫でられた)

私がユラ様に触られるとすぐくすぐったくなっちゃうのにずるい!