(ナキが不在の時を狙いそっと部屋に忍び込む)
(ツキの部屋のように多少は散らかっていると思ったが、予想に反して綺麗に整頓してある)
(春画の隠し場所といえばベッドの下だろうか)
(白いシーツをめくり暗がりを覗き込む)






(……)
(散乱した人型にんぎょう、それらから千切れただろう腕や足、胸を貫く棒のようなもの)


(シーツを戻し足早に部屋を後にする)
(今日見たものは決して誰にも言えない…)