え?ッ危ない!(シュバッ)

(ツキは気付くや否や高速で水袖をほどきこちらへと飛ばしてくる)
(帯のようなそれは幾重にも体に巻き付きゆっくりと安全に着地することができた)

……びっ…くりしたぁ。
怪我はない?何かに追われていたわけではなさそうだけど…。
…新入りちゃん。僕に言わなきゃならないことがあるよね?

(目の前の彼は珍しくむすっとした表情でこちらに視線を送ってくる)
(これは一刻説教コースかもしれない…)