(スッ)
(背後から忍び寄ったつもりだったが、気配を察知され直前で避けられてしまった)
(負けじと連続ふーふーするも、息が上がるまでに吐息が届くことはなかった)

…どうしてそこまで必死なのかは分からないが、ゴミがついているのなら自分で取れる。

(セイが耳元を手で覆うように触れている)
(もしかして耳が弱いから避けていたのでは…?)