抱っこ?こんな感じでいいか?

(彼はこちらの背と膝裏に手を当て、何の気無しに持ち上げてみせた)
(まるで子猫でも抱きかかえるような動作と表情に、自分が軽くなったのではと錯覚する)
(肌に触れるムキムキの体は温かく、けれど不思議と不快ではなかった)

お嬢は羽根のように軽いな。
今日はいつもより風が強い。よく吹き飛ばされずにここまで来れたな。
そんなことないって?だったらこんな風に軽々持ち上げられないと思わないか?

(ジユはすでに片腕を離し、もう片方の手は次の訓練に使うのだろう丸太を指力のみで持ち上げている)
(彼に重いと言わせるのは相当な肥満体型になっても無理そうだ…)

私は羽根だった…?(錯覚)
口説かれてるのかと思ってドキドキしちゃうな…ジユさん…罪なきつね…
うわーーーかっこいいがすぎるやんーーーうわーーー