(筋肉質で体幹が強い彼のことだ。ぶつかったとしても微動だにしないだろう)
(そんなことを考えながら突っ込むもその予測は大きく外れ、彼はすんでのところで身を引いてしまった)
(こける!と思ったのも束の間。体が地面へと傾く前に両脇へと何かが差し込まれ、重力に逆らって体が宙へと浮く)
(……?)

あの勢いで突撃してきたらお嬢の柔肌が痛むと思ってな。つい避けてしまった。
…ハハ、どうして自分は横抱きにされているんだろうって顔をしているな。
いいじゃないか、たまにはお姫様扱いも悪くはないだろう?(なで、)

さらに惚れてまうやろー!