狐火、ですか。
ぼくは他の地狐のように鍛練はしていませんから、大したものは見せられないですけど…。

(そう言ってイロが手のひらを前に差し出すと、指の先からぼうっと青い火が灯った)
(炎は火先を揺らしながらひとりでに離れていき庭園を漂っている)
(草木が影響を受ける様子はないことから、どうやら普通の火と違い熱は持たないようだ)

!!きれい…!