そう、よかったじゃない。おめでとう。
相手はツキあたりかしら。前から仲が良かったものね。
アンタにお酒は飲ませられないから、しばらくはひとり飲みかしら。
……。

(ラキにじっと見つめられ頬に手を添えられる)
(撫でてくれるのかと思い目を細めると、だんだんと彼の顔が近づき…)





…ダメじゃない、拒否しないと。
アンタはもう独り身じゃナイの。しっかりしなさい。

(彼はいたって平然としており、今起きた出来事が本当なのかと疑ってしまう)
(けれど冷えた唇の感触が、熱を持つ自分の唇に残っている…)

ラキの胸に飛び込む