ツキ:久しぶりのしゃぶしゃぶは楽しくなっちゃうよね。
鍋の中で湯がくのは五秒から十秒くらいがいいって聞いたことがある。
昆布出汁が肉汁と合わさって口の中でじゅわーっと広がる…美味しい!もう五十枚!
クイ:そんなに食いたきゃ豚じゃなくて鶏食え鶏!
既に用意した豚肉の半分はオマエの腹に入ったんだ。
ユラ様だって居んのに、ちゃんと配分考えろよ…!
ユラ:フフ、私は構わないよ。
鍋にすると葉物野菜がたくさん食べられるからね。
とろけるほど煮込まれたねぎなど最高だ。
ツキ:やった!ユラ様のお墨付きっ!
クイ:雇い主に野菜ばっか食わせるって、どー考えても不作法だろ。
ナキ:ツキ、鶏肉は厚みがあってそれなりに美味しいにゃよ?
でもにゃーはやっぱり魚が一番にゃ。
冷蔵庫に入ってたブリをしゃぶしゃぶしてポン酢でキメるのうんめーにゃー!
クイ:…それ明日の照り焼き用に取っておいたブリじゃないよな?
ナキ:さあにゃ?でも照り焼き用とは書いてなかったにゃ。
クイ:オマエも今日から厨房無期限出禁な。
ラキ:以前ナキを出禁にしてイロがパシリに使われたのを忘れたの?効果ナシよ。
クイ:これからどの食材にも一々用途を書かなきゃなのかよ。ったく面倒だなー…。
セイ:…(ユラユラ)
ラキ:セイ、火が通ったか不安になるのは分からなくもないケド、五分も湯がけばほとんどの菌は死滅しているわ。
オラ心が汚れてんだァ…おいしい!おいしい!。(゚うェ´。)゚五分も湯がいたら肉カッチカチになるで