(まずは万華堂の正面、寝具店の店員毛女郎(けじょろう)にイメージを聞いてみた)

毛女郎:シッ!そんな大きな声で聞かないどくれ!
館の主のユラって奴は相当な内臓嗜好家だそうじゃないか。
こちとら綿を詰める仕事してんのに自分の腸を抜かれたらたまったもんじゃないよ!
目を付けられたら最期、アンタもオミちゃんと平穏無事に過ごしたいんなら危険なことに顔突っ込んじゃ駄目よ。

(次に通行客の男女ふたりに話を聞く)

河童:館だぁ?そうさなぁ、あそこの主は願いを何でも叶えてくれるんだろ?
尻子玉をしこたまくれるってんなら行ってみたい気もするけんどぉ。

ろくろ首:このつるっパゲ!願いなんか叶えて貰ったら死んじまうってのに!
狐ヶ崎様はここの平和を守ってくれるけど、その代わり生贄が必要なんだよ。
アンタが行くってんならアタシはもっとイイ男に乗り換えるけど!

河童:そ、そんな~っ

(他の者に聞いてみても、ユラに対しては一様に畏怖の念と過剰な恐怖心を持っているようだった)
(普段の彼からは想像もつかない噂話だが…)

館に住む狐達のイメージを聞いてみる