浅瀬に仇浪ということわざはご存じでしょうか。
思慮が浅いものほど騒ぐというもので、由来は素性法師の歌です。

「そこひなき淵やは騒ぐ山川の浅き瀬にこそあだ浪はたて」

この歌は恐らく、無愛想な様子を恋人に咎められたときに詠まれました。
大意は『深いものは騒ぎ立てず浅いものこそ騒ぐ』というものです。

私は自分を思慮深いとは思って……いないと言ったら噓になりますが、浅はかにはならないように、常に冷静でいるようにしています。