グラス「……どうですかトレーナーさん?ここのお団子…お口に合いますか?」
…そうですか…!よかったです…このお店はトレセン学園からだと少し遠いのですが、お茶もお菓子も美味しいので、ちょっとした穴場なんですよ?
それで…あの……ふああ、ぁ………(ぽふっ)
グラス「あっ…す、すいませ…最近、夜遅くまでトレーニングしていたせいか…その、少し…眠く…て……
…………すぅ……すぅ………」(…眠ってしまった…無理もない。彼女はそのおっとりした見た目と違い、とても負けず嫌いなのは知っている。この前のレースに勝つ為に相当無理していたのだろう。少しの間だけでも、今は寝かせて―――)
(―――!!!??
な…なんだ…何か今、スズカの視線を感じた気が……
い、いや…ここはいつも彼女が走るコースからは外れているし…気のせいだろう…うん…)グラス「スズカ先輩…私は譲りませんから…レースも…トレーナーさんの事も…絶対…絶対に…!」
グラス波乱の予感