それから私はまた麻雀を打ち始めた
今度はパパのためなんかじゃない
パパを倒すために、パパを引きずり降ろして私がパパの代わりになるために
麻雀のせいでママに会えないと言うのなら麻雀を打たなくても良いように全部奪ってやる
パパは才能は無いと言ったけれど、私はパパから受け継いだ才能、そしてママから受け継いだ力を持っている
環境だって誰よりも恵まれている
それに何よりも強くなりたいと言う意志が以前とは比べものにならないほど大きかった
…気づいたら私は誰も寄せ付ける事のない魔神になっていた
そして今、史上最年少のプロとして、パパの目の前にいる
プロになったばかりの新人とタイトルホルダーによる交流戦で相まみえる事になった
追いつくまでに時間が必要だと思っていたけれど、こんなにも早くにチャンスが訪れるとは思っていなかった
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