彼の読みより相手の思考が遥か下にありすぎて、逆に読めていないんだ
そして対局している相手が私だったら、恐らくは読まれていた
彼は麻雀を始めて間が無いと聞く
麻雀を始めたばかりの人はまずは自分が和了りやすい役を覚えたり、自分なりの論理の構築など少しずつ麻雀の感覚を身体に覚えさせていく
しかし物覚えが良い故に打ててしまっている彼には、相手だけではなく自身の感覚にも大きなズレが生じている
そんな中で、私ですら目を見張る自摸を魅せ、恐らくは私相手だったら読めてしまう彼だからこそ言える事がある
彼は他に比べる者のいない、巨大な才能の持ち主だ
要するに今の彼は物凄く大きな袋に才能を詰め込みながら、袋の出口を紐で縛って小出しにしているようなもの
そしてその才能を閉じてしまっている紐の正体は感覚のズレによるもの
逆に言えばその感覚のズレを修正してさえあげれば巨大な才能は爆発的に解き放たれる!
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