なるほどー
思ったよりはちゃんと麻雀出来てるんだ
そう思いながら観戦していたらある事に気づいた
さっきから栄和している子、ではなく、逆に放銃している男の子に違和感を感じる
講師「あぁ、その子ですか?なんでも麻雀を始めて1ヵ月も経っていないらしいですよ」
講師「筋は良いんですがね、物覚えも良いし決して悪くはないですが、正直才能は無いですね」
違う、そんなことではない
放銃ばかりしているし、相手の子の打ち筋を読み切れてはいないのは分かる
才能が無いと言われても納得してしまう
だけど一人の雀士として何か感じるものがあるし、どうしても違和感を払拭する事が出来ない
そう、放銃こそしているものの、自身の自摸までの道筋には目を見張るものがあるし、考察力、それに判断力や引きに対する運も兼ね備えている
もしかして手加減している?ううん、違う、放銃する度に心から悔しそうな表情をしているし、演技には見えない
では何故振り込むのか?
ただ見ているだけじゃ分からない
ここは一度、彼の対局相手を私自身と仮定してみよう
…!!!!!
違和感の正体が分かった
一流とされる野球選手が簡単なゴロを取りこぼしてしまうのと同じで、彼には自分が思い描いている物と実際の相手とのレベルに大きなズレが生じてしまっているんだ
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