(この一戦に賭ける想い、痛いほどに伝わる、尋常でないほどの想いが込められている)

(多分、私は蚊帳の外なのだろう)

(だけど、どのような事情があったとしても手加減はしない)

(私にも負けられない理由があるから)

(ライバルと言えば聞こえは良い、けれど結局の所、私は〇〇の次、二番手でしかなかったから)

(でも本当は二番手とは言え〇〇と肩を並ぶ事が出来たのは嫌じゃない、ううん、むしろ好きで妥協していたのかもしれない)

(…今思えば私は出会った頃から〇〇の事を異性として好意を抱いていたのだろう)

(この気持ちにもっと早く気づいていれば、この未来は変わっていたのかな?)

(そーゆう意味では私は園城寺怜に敗れた)

(私が園城寺怜に勝っているのは麻雀を通しての関係だけだから、そんな事にすがるのが自分自身でも哀れで未練がましいのは分かっている)

(今のままでは私は前に進めない、だから勝って、〇〇への想いをこの呪縛と共に断ち切る)

(今度こそ決着をつける)

終局3