その面子に私を呼んだ、と
はぁ…まぁ別に構わないのですが、何故もう一人の面子がよりにもよって弱かった頃の妹なんですか?
怜「んー…宮永照を打倒すると言う意味では華来ちゃんの言う通り、成長したあの子の方がええねんけど、本来は宮永照は〇〇の力で倒さな意味がないねん」
怜「せやから華来ちゃんも、あくまでも〇〇のサポートに徹して欲しいねん」
今のお父様よりも強い、と言うよりは同じレベルの二人で組んで宮永照を倒しても意味はない、と言うことですね
正直、倒す事に意味も何も無いと思いますが、勝負と言うのは勝たなければ価値はありませんから
怜「まぁそう言わんといてや、華来ちゃんやって勝負の勝ち負け関係なく、本気で向き合って戦う事に意味がある言うことは理解しとるはずやで?」
言わんとする事は分かるのですが…まぁいいでしょう
それよりも、あの頃の妹は私と面識は無いはずですよ?
それこそ宮永照を倒したとしても、未来を変えかねないと思うのですが
怜「そこは安心してや!華来ちゃんは兎も角、あの子は未来に戻ったら残念やけど一部の記憶は忘れてまうねん」
…都合良すぎません?
怜「細かい事は気にせんとってや、これはあれやな、歴史の自浄作用によるもんやと思っとる」
怜「宮永照が過去を改変しようとしたからこそ、原村さんの言う所のオカルトなタイムスリップが可能になったんや、せやからこれを理由に未来が変わる事はあらへんと思うで?…多分」
多分って、なんか不安ですね
怜「難しく考え過ぎたらアカンで!いわゆるご都合主義や思って軽く考えてや!」
ですが、3対1とは言え、相手はあの宮永照ですよ?
私が宮永照と戦った時は四つ巴だったから隙もありましたし、まだ私にも勝ちの目はありましたが、あれがもし完全な1対1だったら確実に勝てる自信は正直ありませんね
いえ、勝てと言ってくれた方が楽でしょう
しかし勝つのではなくあくまでもサポートに徹して、勝たせろ…となると
未来のお父様なら兎も角、今のお父様では絶望的じゃありません?
怜「せやからこそ宮永照も承諾したんやと思うで?」
…もし、宮永照がそれで油断すると思っているのであれば大きな間違いですよ?
あの人は例え格下相手だとしても決して油断しないし、手加減もしない、甘い相手ではありません
怜「そんなことは1ミリも考えてへんでー、ただ、うちは〇〇ならやってくれる、ただ勝つだけやのうて宮永照もきっと納得する、そう信じとるだけや」
まぁやれるだけやってみますよ
では行ってきますね?お義母様
怜「いってらっしゃい…華来、あ…うちはタイムアップのようや、ここらへんでおいたまするな?あとは〇〇やあの子のことをよろしく頼んだでー、ほななー」
はい、ではいつかの未来で、また会いましょう
→