どうして貴女がこの時代に?
そう…私の邪魔をすると言う事だけは理解した
けど、貴女に私をどうにかできるの?
…勝負?
私と貴女では雀士としてのレベルが違う、勝負にすらなりえない
え?戦うのは貴女じゃなくて〇〇?それも現在の〇〇?
私には貴女が言っている事が理解できない
強さだけで言えば、現在の〇〇は私どころか貴女より弱い
地力や才能で言えば、確かに〇〇には計り知れないものがあった、けれど時の重みには勝てない
明らかに経験値不足
万が一にも私の負けはあり得ない
そう…だからこそ…なんだね
分かった
あり得ないけれど、もし私が現在の〇〇に負けたなら、その時は潔く諦めるとする
…あっさりと承諾した事がそんなに不思議?
…
…
…。
貴女にだけは、私の胸の内を教えてあげる
正直に言えば、私だって今のこの状況が良いとは思っていない
例え自分自身であったとしても、現在の宮永照と言う一人の人間を犠牲にしてしまっていて、それは如何なる理由があったとしても正当化できるものではないと自覚はしている
それでも…自分の想いに気づいてしまった以上は、もう止める事ができない
ましてや他の人に、とくに貴女に止めろと言われて止められるものではない
けど…〇〇になら、結果はどうであれ悔いること無く前に進められると思う
最も、結果は見えているけれど
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