気が付くとあっという間に時間が経過しとった

楽しい時間ってのは何でこんなにも早く過ぎるんやろうなぁ

なぁ〇〇?

そう言って〇〇に抱きつく

〇〇も優しく抱きしめかえしてくる

ヤバい、めちゃドキドキするわ

けど、ドキドキしとるんはうちだけちゃうな

ふふっ、ちゃんと〇〇の心臓の鼓動、聞こえとるで?

そんな〇〇がどんな顔しとるんか気になって見上げる

(ちゅっ)

突然の事でビックリしてもうた

照れとる?と、からかうつもりやったんやけど、やられたんはうちの方やったみたいやな

(んっ…ちゅ…ちゅ…んん)

けど嫌いやない、むしろ好きや

せやから驚きはしたけどあっさり受け入れる事ができたんやろうなぁ

(ちゅ…ちゅる…じゅっ…んっ)

段々とキスが激しくなってお互いに求めるように舌も絡めていく

んっ、流石にこれ以上は、自重せなアカンかな

ほんまは〇〇とならこれ以上になってもええんやけど、ごめんな?

唇を離そうとするとそれを察したのか〇〇もこれ以上してくる事はなく、唇を離してくれた

目が合って、なんや照れくさくて、お互いに失笑してしまった


「〇〇、大好きやで?」

・・・・・言葉は返って来ない、その代わり、ぎゅっと、けど優しくもう一度抱きしめてくれた

うちの病気とか、皆で挑むインターハイとか、色々乗り越えなアカン事が多くて今はまだ早い

だけど、いつかは〇〇と恋人になれたらええなぁ

そしたら我慢させんでも済むし、うちも我慢せんくてもええから…

「なぁ、またデートに誘ってな?それじゃ、腕を組もう?そのまま家まで送ってや?」

おまけ
怜とのデート2