竜華もそう思ってたんか顔は笑顔やったけど物凄い殺気を感じたのを覚えてる
竜華「もしかして手加減とかしてます?」
うん、確実に怒ってたな
せやけど肝心の〇〇は何のそので少し二ヤリとして見せただけで、むしろ煽ってるようにも思えた
もう少し早くに煽ってるわけでも、当然手加減してるわけでもない事に気づいてたら結果は変わったんやろか?
〇〇が動きだしたのは自身の点棒が風前の灯火になった頃
直撃はもちろん、高めでツモられても飛ぶ状態でセーラが1位、竜華がその時点で2位、そしてうちが3位で決着で決まりやって誰もが思った頃やった
セーラ「止めのリーチや!」
そうセーラが声高らかにリーチ宣言、うちには安牌も無いし竜華も困った表情しとった
観戦しとった人らもこれで完全に終わったなと言う表情を見せて他の対局を見に場を離れた
〇〇「ロン」
そんな時、今まで放銃してただけの〇〇から初めてアガリ宣言の言葉が出た
〇〇「発のみ、1000点です」
なんやチビチビしたあがりやな、そう思った
それは竜華もやし、直撃を受けたセーラも同じように思ったと思う
はいはい、と1000点の点棒を渡すセーラ
そして次も安目でちびちびと自模る
往生際が悪いなぁ、そう思った矢先、そう、それは〇〇に親が回って来た時に感じたんや
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