セーラ「〇〇の奴、またサボりか」
竜華「あの試合だけやのうて、あれからも部内でも負けがこんどったからなぁ」
泉「ずっと調子が悪いですもんね、休憩するんも必要って事なんですかね?」
浩子「せやね、それに今まで〇〇先輩と打ちたがらなかった輩がここぞとばかりに挑戦してきよりますからね」
竜華「ネットや雑誌でも叩かれとったからなぁ、今は気持ちを落ち着かせたいのに部活に来とったらそんな暇もないからな」
泉「…。」
(泉が黙るんもようわかる、うちかて黙ってもうとるし、なんなら今にでも泣きたい気分や)
(本来はうちらだけやのうて、部活のみんな全員で〇〇を支えなあかんはずなんや)
(実際に〇〇の事を実力だけやのうて、その努力を惜しまない姿勢を認めとる他の部員らだって何とかしたいと思っとる)
(せやけど、表面上でしか〇〇を知らへん人らが傷をえぐるような真似をしてくるからな)
(同じ千里山の麻雀部の部員とは思いたくないなぁ)
(竜華は部長としてそんな人らにしっかり注意してくれとるけど、それでも今がチャンスと群がってくるんが実状や)
セーラ「気に食わん」
…セーラ?
セーラ「俺はそれで逃げる〇〇の方が気に食わん、あいつかて何度も何度も飛ばしたりしとったんや、こうなるんは仕方ないことや」
なに言っとるの?
仕方ないわけないやん、同じ部活の仲間なんやで?
セーラ「もちろん、そーゆう浅はかな連中も気に食わんが、たかが負けがこんどるからって逃げる〇〇はもっと気に食わへん」
セーラ「俺らが何度〇〇に負けてきたと思っとる?そのたんびに挫けてきたか?」
セーラ「ちゃうやろ?いつかは必ず〇〇に勝ってみせると何度も立ち上がったやろ?〇〇にもそうであって欲しいんや」
セーラ「今はこの言葉は〇〇には重たいかもしれへん、それでも〇〇は俺らの目標なんや、強くあってもらわな困るで」
竜華「そこはうちも賛成や、調子が悪い言うんなら調子が良くなるまで何度でも付き合ったるわ」
…うん、せやね
ただ静観しとるんが〇〇のため言うわけやないもんね
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