あてもなく数分間さまよった後、俺のキャラクターは突然回転し、あなぬけのヒモの回転アニメーションをした。

しかし俺のキャラクターは上に飛ぶのではなく、沈むようにゆっくりと下に向かって回転した。

その画面の後、音楽が止まった。

ゴールドはようやく着地したが、ゴールドのフィールド上のドット絵の色が変わっていた。

いつもの赤ではなく、肌も含めて真っ白になっていた。
まるで色のないゲームボーイのゲームから、色のついたゲームボーイカラーの背景にそのまま入ってきたようだった。

ゴールドのプロフィールを見てみた。

フィールド上のドット絵と同じく真っ白で、足が無く目からは血涙のようなものを流していた。

そしてバッジの数が32個になっていて、この数字の変化が何か重要な意味を持っているような気がしてきた。


また自分のポケモンを確認してみると、今度はアンノーンが5匹とレベル100のセレビィ(ニックネームなし)がいた。

今度のアンノーンのレベルは15で、出てきた単語は「DYING」(『死にかけ』) だった。

セレビィのプロフィールを見てみた。色違いのセレビィだったが、ドット絵が体の片側しかなかった。
片足、片腕、片目だけ。

そして技は一つだけしか覚えていなかった。「ほろびのうた」だ。




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ロストシルバー7